子猫を拾って困ってしまった方のために
離乳前の子猫の緊急保護、その育て方を中心にして、子猫の里親探しまでについてまとめました。
1.子猫の緊急保護から子育てまで
保護される猫は多く、離乳前の子猫が目立ちます。
動物愛護センターで処分される子猫は8割を占めるようです。
里親探しを行っているようですが、世話に手間が掛かり、保温や排泄、ミルクやりのお世話に時間が掛かっているためです。
緊急時の保護
「まず病院」が望ましく、保護した方が緊急に可能なケアをしなくてはなりません。
これは何より最初に優先することは、保温です。
人間よりも温度が高い位が丁度いいようです。
外気が寒い場合は、エアコンやストーブで暖房で暖めましょう。
1.ダンボールの上にタオルなどをひきましょう。
2.「湯たんぽ」・・・ペットボトルに熱めのお湯を入れて、タオルでくるみます。使い捨てカイロなどもOKです。
長時間保温ではカイロの方がいいかもしれません。
電子レンジで温めて便利なグッズもあります。
電気で暖めるペットホットクーラーというものがあります。一台で冷やすと温めるが可能なペット専用ベッドです。
そして、猫用ミルク(以下、ご参考)があれば、ベストですが入手できない場合、緊急であれば牛乳で構いません。
暖めてあげましょう。カロリーは重要です。
乳糖対策(アカディなど)を購入できるのであれば、それを与えた方が良いでしょう。
温度の加減ですが、人間の体温より少し高めがよいかもしれません。
緊急の際、糖分も大事で、砂糖や蜂蜜を少し溶かしていいようです。
動物病院からブドウ糖を入手することもできますが、低血糖は避けて下さい。
また、アクアコールは、猫にも有効ですのでいいかと思います。
猫用の哺乳瓶もあります。
代用では、ストローやスポイドで口の横から飲ませます。
あるいは、脱脂綿にミルクを含ませてもいいかと思います。
体力が落ちていると、ミルクを飲まないことが多く、少しずつ飲ませます。
※大量に飲ませないことです。
哺乳器等の幼猫用グッズ紹介
定番はワンラックの哺乳器です。
細口タイプは口の形状が近いのでいいかと思います。
ミルクやり間隔は、3時間ぐらいでしょうか。
使ったあとは、熱湯で消毒して下さい。
生後約10日子猫 授乳中
排泄のお世話ですが、ぬるま湯に湿らせたガーゼで、おしりをそっと拭くようにします。
お腹あたりから肛門のあたりまでマッザージをすると排便効果があるようです。
おすすめ栄養食、グッズのご紹介
「ニュートリプラスゲル」です。