大阪高等裁判所

猫騙し取り裁判

捨て猫の新たな飼い主を探していた大阪府の女性8人が、「大切に育てる」と申し出た高知県四万十町の女性(27)に猫をだまし取られたと訴えた裁判の控訴審判決で大阪高裁は5日、14匹の引き渡しと約138万円の支払いを命じた。

 原告は引き渡しと約250万円の損害賠償を求めた。昨年9月の1審大阪地裁は約70万円の賠償を命じたが「猫の特定が不十分」として引き渡しの訴えは却下した。

 判決理由で永井ユタカ裁判長は「女性は猫の現状を明らかにせず、当初から適切に飼う意思はなかったと考えられる」と指摘。「愛猫家の心情を傷つけた」として1人当たり15万円の慰謝料などを認めた。返還する猫は、写真などで特定できるとした。

 女性は「適切に飼っている」と反論していた。永井裁判長は「女性の真の目的や意図は認定できない」としたが、原告側は判決後の会見で「売却するなど処分された可能性が高い」と話した。

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