避妊・去勢手術のすすめ
(行政による動物処分の数字から)



引き取り 捕獲 返還 譲渡 実験 殺処分
192,378 203,988 16,932 10,912 12,486 356,155
288,583 2,633 81 1,726 1,779 292,446
合計 480,961 206,621 17,013 12,638 14,265 648,601
地球生物会議(ALIVE)によるアンケート調査より(平成9年度)

勇気のある方は、まず、下記の動画を見てください。注!)本当につらいですよ。 
保健所に引き取られた犬の末路
何をお感じになりますか?
 

 

1.猫は捕獲されない?

 猫の引き取り件数が、犬に比べて格段に多い事が目を引きます。

やはり、猫の場合、外に自由に出入りできるように飼われている家庭が多く、そのために妊娠する機会が犬に比べて多い事がその理由と考えられます。

逆に捕獲の数字については、犬のほうが圧倒的に多い数字となっています。
これは、狂犬病予防法が存在することが主たる理由でしょう。
このことを見えると、猫はあまり捕獲されないのだから捨てても大丈夫だろうとお考えになる方も、もしかしたら、おられるかもしれません。

しかし、もう一度数字をみると奇妙な事に気づきます。

猫については、引き取り及び捕獲数よりも、返還・譲渡・実験・殺処分の方が4816頭も多いのです。
この数字は、犬の119頭の差に比べれば明かに異常な数字と言わざるを得ません。
この資料は抜粋のため、都道府県別の数字は載せていないのですが、秋田県・山形県・富山県・愛知県・山口県・福岡県以外の自治体では、猫の捕獲の数字が0頭であるとアンケートに答えています。
いかがですか、皆さんのお住まいの地域では、本当に行政による猫の捕獲はなされていないのでしょうか。
自治体によっては、猫の捕獲を業者に委託しているところもあると聞きます。
なにか行政サイドの胡散臭い意図的なものを感じてしまうのは、私だけでしょうか。


2.行政に捕獲されないと言っても・・・

 ただ、この差4816頭に捕獲数を足しても7449頭であり、犬の半分にも満たない事になります。しかし、猫には行政の捕獲以外にも危険が一杯です。
 
まず、交通事故。果たしてどれだけの猫が犠牲になっているのか分かりませんが、犬に比べて圧倒的に事故が多いことは、誰もが想像できると思います。
 
また、三味線用の皮革目当ての業者の存在も無視できません。
最近は合成皮革も使用されてはいるようですが、やはり、ある一定以上のレベルの方たちは猫皮の三味線を求めるそうです。
やはり音がいいからだそうなのですが、需要があれば当然ながら、それを商売にする者が現れます。
ちなみに、現在では特に関西地区の猫愛好家が捕獲業者の猫捕りに対して自衛手段を講じ始めた事から、材料の不足をもたらし、良質なものでは20万円の値段がつくこともあると聞きます。
 
さらに、三味線よりも数の上では多いと思われるのは、実験動物用の捕獲です。先のアンケート調査によれば、行政による猫の動物実験用の払い下げは1779頭となっておりますが、これは、実験動物用の払い下げに対する反対の声の高まりにより、行政サイドが次第に払い下げを行わなくなったことによる数字であり、実際に実験に使用されている頭数はこの数倍に上ります。

ちなみに、地球生物会議(ALIVE)が1995年に日本実験動物学会に対して実施したアンケートによれば、年間8981頭の猫が動物実験に使用されています。
また、このアンケートによれば、当時は行政による払い下げは年間6520頭だったとされており、この減少分は恐らく大部分が街中での業者の捕獲により賄われているものと思われます。
それは、実験動物用として専門的に飼育された猫は10万円程度の値段で取引されているのに対し、街中で捕獲された猫は5000円から1万円程度と非常に安い値段であるため、研究費用が限られている中では、どうしても街中で捕獲された猫を使う傾向にあるものと思われるからです。


 「猫捕り」という言葉は、昔ほどは使われなくなりました。しかし、猫捕りは現在でも明かに行われており、いまだに決して過去の事ではないのです。
 
さらには、これは猫だけに限った事ではありませんが、劣悪な栄養状態は病気の蔓延をもたらすであろうことは容易に想像がつきます。
事実、私の所で保護をしてきた野良猫は、ほぼ100%何らかの病気に掛かっておりました。

しかし、保護をされない野良猫達は満足な治療を受けることなく、また、栄養の豊富な食べ物も無い中、病気と戦わなくてはなりません。
以前読んだペット関係の書籍によれば、野良猫の平均寿命は3年程にしかならないそうです。


3.最後に


 毎年、30万頭近い猫達が行政によって処分されています。
また、犬の引き取り数と捕獲数との割合から考えて、さらに同数程度の猫達が捨てられていると考えても過言ではないと思います。

もし、人間の世界であれば戦争以外には考えられないような数です。
そんな膨大な数の猫達が、何の罪も無く苦痛を与えられています。一体何故、そんな目に合わなくてはならないのでしょう。

もし、避妊や去勢をしていれば、少なくともそんな苦しみにはあわせる事もないのです。
将来、猫が増えたら飼えないかもしれないと思われている方は、是非とも避妊・去勢手術を受けさせて下さい。
自然の摂理に反する事を理由として手術に反対する人もおられるようですが、生まれてきた子供を保健所で殺す事や、街中に放置して寿命を縮める事は、果たして自然の摂理に合っていると言えるのでしょうか。

 今、まさにガス室に入らんとしている猫の気持ちを考えて下さい。



冒頭の動画を見る勇気のなかった方は、下記絵本動画を、是非ともご覧ください。
「家族なのに」





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