(むささび・もま事件/刑事)
大正13年(れ)第407号(T13.4.25 大審院)
もまをむささびであると知らずに捕獲した行為が法律の錯誤とされた事例
(判決要旨)





【文献番号】 27915917
【文献種別】 判決/大審院(上告審)
【判決年月日】 大正13年 4月25日
【事件番号】 大正13年(れ)第407号
【事件名】 狩猟法違反被告事件


<要旨>

1. 捕獲を禁ぜられたむささびをその禁制のない他の動物であると錯覚して捕獲することは、罪を犯す意のない行為であるが、むささびと「もま」とが同一であることを知らないで、「もま」を捕獲しても罪とならないと信じて捕獲した場合は、法律の不知に当り、罪を犯す意がないとはいえない。

2. 捕獲を禁じたむささびを禁制のない他の動物であると考えるのは、明らかに犯罪構成事実の錯誤で、その観念に基づいてむささびを捕獲した場合は、故意がないといえるが、「もま」とむささびとは同一のものであることを知らないで、これを捕獲しても罪とならないと信じて捕獲するのは、法律の不知である。

3. 狩猟法において捕獲を禁じたむささびを、その禁制のない他の動物であると錯覚して捕獲したときは、罪を犯す意のない行為ということができるが、方言「もま」は法律において捕獲を禁ずるむささびであることを知らずこれを捕獲しても罪とならないと信じて捕獲したときは、法律の不知に該当するものであって罪を犯す意なしとすることができない。

4. 方言「もま」は、法律で捕獲を禁止された「むささび」であることを知らずに、これを捕獲しても罪とならないと信じて捕獲したときは、法律の不知に該当するものであって、罪を犯す意なしとすることができない。


【裁判結果】 棄却
【上訴等】 確定
【掲載文献】 大審院刑事判例集3巻364頁
【参照法令】 刑法38条
鳥獣保護及狩猟ニ関スル法律5条
鳥獣保護及狩猟ニ関スル法律22条
【備考】 第一審 須崎区裁 控訴審 高知地裁





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(準備中)

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作成管理:ねこのおじちゃん



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